頑張り屋さんて、イヤなことでも根性でやれるんですよね。で、どっと疲れるという・・・。
それ誰のこと言ってんの?
はい、私のことで~す(笑)
責任感をもってちゃんとやらなきゃ!が常にあるから、完璧を求め細かいことまでこだわるし、時間をかけすぎるしで、余計にしんどくなってしまう。特に仕事ではそうなんです。
まあこれは私の強みでもあるのかもなんですが、年齢を重ねるごとに体力も落ちてくるし、もう少しその頑張りをコントロールできたらな~と思うこともしばしば。
だから、ラクな考え方で生きている人をみると、とってもうらやましいんですよね~。
ということで、こんな本を読みました。
著者のひろゆきこと西村博之さん。
掲示板「2ちゃんねる」の開設者で論破王と言われるくらい論理的な視点で物事を独自の考え方で語る姿は、多くの人に影響を与えていますよね。ものすごくいろんなことを知ってるし。
時々YouTubeなどで彼の発言を目にすることがあるんですが、「頭が悪い」とか、きっつーい物言いで話してるのに、あのニコニコ顔で語られると憎めないんですよね。
この本では「働き方」にフォーカスし、これからの生き抜く知恵、人生の抜け道としてひろゆき氏の独自の考え方が語られていました。中でも、
頑張るのではなく「イヤなことをどうラクにこなすか」という視点が、頑張り屋の私にはなるほどな~と思うところが多々ありました。
彼のユニークな視点と、私の解釈をからめながら綴りますね~。
自分を騙せる仕組みをつくる
本音としては誰だってイヤなことはやりたくないものですが、それでも生きてるとやらざるを得ないことって結構ありますよね。
ひろゆき氏にもそれがあるそうなんですが、でも彼の場合は頑張らずにイヤなことでもやってしまえる仕組みを作ってるんだそうです。
例えば、イヤなこととして「領収書の整理」についてこんなことが書かれていました。
今から4時間だけ好きなゲームをやって、その後、17時に1枚だけ作業する。
『働き方完全無双』より引用
イヤなことを無理なく進められる工夫として「超甘いルール設定」をしているんだと。
なんでもルールにしてしまうのが、ひろゆき流らしい。
この超甘いルールにすることで「もうちょっとやっとこか」という気になって前へ進めると。
また好きなこと4時間と、イヤなこと1枚だけっていうこのアンバランスさが罪悪感をうみ、ゲームしているときからモチベーションがあがるとも。
ひろゆき氏は言います。
人間って、何かをやり始めることは苦手ですが、一度やってしまえば継続するようにできています。『働き方完全無双』より引用
これを読んでまず思ったのは「超甘いルール設定」のことより、
イヤなことより、好きなことを先にするんだ~っててことに私は驚きました。
あなたはどっちでしょう? 好きなことを先にする?イヤなことを先にする?
私はイヤなことを先に済ませる方です。
学校の宿題なんかも、先にやれと親がうるさかったな
私も親によくそう言われてたし、我が子にもそう言いまくってましたよ(笑)。「先にやってから、遊びなさい~」ってね。
そこで、こう考えてみたんです。
じゃあ、ひろゆき氏の「超甘いルール」のもと、イヤなことを先にするとどうなんだろうって。
先に1枚だけ作業し、その後4時間たっぷり好きなゲームをやる。
想像すると、こっちでも「もうちょっとやっとこか~」という気分になりません?
要は、どっちが先か後かなんかはどうでもよくって、ひろゆき氏のいう人間は始めるまでが一番難しい。だからそれをいかに自然にやろうっていう気にさせるかが大事で
それには「やらなきゃ…」と自分を追い込むよりも(これも原動力となってありなんですが)
「ついでにやっとくか」くらいに思えるような、超甘いルールでとりあえず手を付けるという自分を動かす仕組みをつくっているのがカギなんだな、と思ったんですよね。
なので「頑張ればうまくいく」ではなく、「上手に自分を騙せる人」がうまくいくと言っています。
こだわらずにサクッと終わらせる
さらに「イヤなこと」をやるスキルとして
・イエスマンになるな
なんでもやります姿勢だとどんどん利用しつくされてしまうと。
断る勇気を持つことで、自分が本当にやるべきことに集中するってことですよね。
・答えがない仕事はこだわるな。
デザインや文章作成、プログラミングのように「正解がない仕事」は、こだわりすぎると終わりが見えなくなる。読めればOK.動けば問題なしで十分。
つまり自分の中で完成だと思えば完成であって、さっさと終わらせろって。
でも上司にダメだしされたら?
じゃあ、どうすればいいのかを言語化させましょう~だって。
そして、ひろゆき氏の友人の働き方にもふれていました。
その友人は優秀なエンジニアで、彼が重視してるのは、完成度より納期だそうです。
つまり、とりあえず終わらせて、修正が必要なら直す方が結果的に効率がいいと。
どれもこれも、頑張り屋さんにとってはちょっと難易度が高いと思えるものですが、そうだよな~と納得するものばかりでした。
時間をかけた分だけ成果があがるなら、そこはがんばればいいけれど、そうじゃなければ、その見極めも含めて、時間をかける価値あるか?と常に自分へ問いかけてみるのが必要なんだなって思いましたね。
ただ頑張り屋の人って、いや、頑張り屋の私はですね。
なぜそこまで完成度を求めるのかを考えると
根底には評価されたいや批判されたくないという恐れなど、そういう思い込みも関係しているんですよね。
この思い込みをもっていても、できることは・・・。
頑張り屋さんが身につけたいスキル
冒頭でも述べましたが、私のような頑張り屋さんって
「イヤなことを根性でやり切るスキル」は高いんですが、「イヤなことをラクにやるスキル」はかなり低いんですよね・・・。
頑張れることも才能かもしれませんが、頑張り続ける人生は少々きついじゃないですか。
ならば、「イヤなことをラクにやるスキル」は身につけてほいた方がいいスキルだなと、この本を読んでそう思いました。
超甘いルールのアンバランスさを取り入れるなら、頑張り屋さんには
ちょっと適当にやってみて、あとはまあまあ頑張るみたいな。
全然甘いルールじゃなじゃん
ええ、頑張り屋さんは、頑張らないことにも頑張るので(笑)。これくらいがちょうどいいかと。
または強制終了もあり、かと私は思ってます。
やるだけやって「ああもう無理!どうでもいいわ!」と適当にならざるを得ないようにもっていくとか、
あるいは、頑張ったほどには自分の思い通りの結果にならなかったりと、そんな経験を何度もすることで、自分の頑張りを否定せずに、ほどほどのバランスがわかってくるかもしれないとも思いましたね。
なので、自分には「イヤなことをラクにやるスキル」が低いんだと意識しながら、ひろゆき流の考え方も取り入れつつ、少しずつ肩の力を抜いて取り組むコツを身につけていこうと思いました。
もちろん、純粋に頑張りたい!と思うこともあるんですよ。そういうときは、この姿勢ですね↓
あなたは、頑張り屋さんですか?
まとめ
- 頑張り屋さんは「イヤなことも根性でやりきるスキル」は高いが、「イヤなことをラクにやるスキル」はかなり低い
- ひろゆき流「イヤなこと」をやるためのスキルは
超甘いルールのアンバランスさで自然とやってしまう仕組みをつくる
なんでも引き受けない、終わりを自分で決める、上司には具体的な指示をもらうなど、「頑張るべきところ」と「手を抜くところ」のメリハリを身につける - これらを加味し「頑張らないことも頑張る」頑張り屋さんが身につけたいスキルは、「ちょっと適当にやる→まあまあ頑張る」くらいからはじめるといいかも
- 強制終了することも選択肢としてもちながら、自分の頑張りを否定せずに自分なりのイヤなことをやるスキルが身につけていく
このブログは、超頑張って書きましたけどね(笑)