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生成AIはズルなの?『究極の思考実験』で見えた私の前提

BOOK

 

 最近、生成AIを使うことが、かなり当たり前になってきましたよね。
文章を書いたり、画像を作ったり、アイデアを整理したり。
「え、こんなことまでできるの?」って驚くぐらい、なんでも一瞬で形になる

私自身も、かなり助けられています。
でもその一方で、どこかソワソワする感覚もあるんです。

そんなとき、こんな本を読みました。

『究極の思考実験 選択を迫られたとき、思考は深まる』 北村良子著


この本には、「もしこんな状況だったら、あなたはどうする?」という究極の2択問題がたくさん書かれていました。

正解を選ぶためというより、その選択を通して自分がどんな前提で生きているのかに気づいていく、そんなような本でした。

そして、その中で、特に印象に残った2択問題があったんです。それがこれ。

のの
のの

「天から得た金メダル」

どういう内容かというと

ある日突然、不思議な生き物が現れてこう言います。

「あなたに特別な力を授けましょう」

その力を受け取れば、オリンピックで金メダルを取れるほどの能力が手に入る。
知識も体力も技術も、すべて一瞬で身につく。
誰にも知られることはない。
誰かの出場枠を奪うこともない。
途中で力が消えることもない。

さて、あなたはその力を受け取るだろうか?
A)受け取る
B)受け取らない

さあ、あなたはどちらですか?

私は最初、こう思ったんです。

のの
のの

うーん……得たい。でも、自分で努力した力じゃないしなぁ

で、ここで私が思ったのは、「なぜ受け取ることに抵抗があるのか」

そこから見えてきたのは、いやというほどの(笑)自分の前提でした。

  • 私には能力がない
  • すごい力は、すごい努力をしないと得られない
  • 努力は苦しいほど価値がある
  • 簡単に手に入れることには罪悪感がある
  • 人から評価されることに価値を感じている

ただの2択問題なのに、
思った以上に、自分の思い込みが、わんさか見えてきてしまいましたよ〜。(も〜、やだ〜)

便利なのにソワソワする「これ、わたしが書いたって言っていいの?」

この問いを考えながら
「天から与えられた力」って、今の生成AIのことだよな〜って思ったんです。

昔だったら、長い時間をかけて勉強したり、経験を積んだり、技術を磨かないとできなかったことが、今は生成AIを使えば、あっという間に形になるじゃないですか。

文章、デザイン、画像、構成、アイデアetc、難しいと思っていたことが、一瞬で形になる。

のの
のの

まるで、天から能力を授かったみたいじゃないです?

私も実際、生成AIを使っています。
アイデアを考えるときも、考えを整理するときも、本当に助けられてます。

そして、そして、このブログだって・・・AIの力を借りて書いています・・・。

のの
のの

ああ、言ってしまった・・・

正直、今まで「AIを使ってブログを書いています」って、堂々と言えなかったんです。
できれば隠しておきたい。

だって「文章うまいですね〜!」って思われたい欲が、普通にあるんだもーん(笑)

もちろん、考えていることや、感じていることは自分のもの。
でも、整理してもらったり、言葉を磨いてもらったり、構成を助けてもらったりしていると
「これ、私が書いたって言っていいの?」みたいな感覚になって、へんに罪悪感もってしまったりもするんですよね・・・。(私だけ?)

しかも、自分が使っているからか、「あ、この人、AI使ってるな」っていうのもなんとなくわかるしね。

この問いについて、著者のこんな解説がありました。

もし、 その「天から与えられた力」で オリンピックの金メダルを取ったことが
後からバレたとしたら、そのとき、 あなたはどう感じるでしょう。
「与えられた力を発揮しただけ」と思うのか。
「努力してきた人たちに申し訳ない」と思うのか。
その話をしているとき、 自分はどんな表情をしているのか。
そんなふうに、 想像してみてください、と。

これを読んで、私がブログを書くのにAIを使って書いていることがバレたらと考えたら・・・(って、もうカミングアウトしたけど)

なんていうか、 恥ずかしい・・というか、「自分の能力で書けない」、つまり「能力がない人」だと思われることが怖い・・・と思ったんです。(わ・わ・わたしだけ??)

で、 ここで面白いのは、
本の中では 「不思議な生物から力をもらっただけで、 何も悪いことはしていない」 と書かれていました。

にもかかわらず、ですよ!

私は「生成AIを使うことが悪いこと」だと思ってるんですよね。
与えられた力を発揮しただけ、なんて思えず、ズルをしたっていう感じでしょうか(笑)

結局は、力を得たことではなく、その力を自分がどう受け取っているかに反応してるわけです。
それはすべて「能力は努力して手に入れるもの」「苦労したものに価値がある」という、自分の中にある前提とつながっているんですよね〜。

でも使うのやめる気はない。AIを使う私と、まだ慣れない私

今の時代、当たり前じゃん。使えるものは使えばいいじゃんって、かるーくドライに思えればいいんでしょうが、

のの
のの

私・・・根が真面目で、小心者なんですよね。ええ。(笑)


だから、一瞬で、できたように思える力に、いまだ戸惑ってます。

じゃあ、この時代。生成AIを使うのをやめるかって言われれば、いいえ、やめませんっ!(きっぱり!)
こんな便利なものを知ってしまったんですから、使わな損損ぐらいに思ってます。(笑)

そんな便利さに感動しながらも、ときにAIに使われてる・・・みたいな感覚になることもあるんですよね。

「このままAIを使い続けたら、 自分の力が落ちていくんじゃないか」

たぶんこれって、AIを使っている多くの人が感じていることなんじゃないかな。
だとしたら、これからは「使うか使わないか」より、「どう関わっていくか」がテーマになっていく気がしました。

ほんとうの「能力」って? AI時代に残るもの

じゃあ、「能力」って何でしょう?

AIを使えば、ある程度、整ったものは作れる。
もちろん、AIを使いこなすこと自体も、これからの時代の能力なのかもしれません。

でも、みんながAIを使えるようになると、完成度の平均値はどんどんあがっていくだろうし、
それが当たり前になると、「わっ、すげー!」っていう感動もなくなっていくかもしれない。

今はまだ、生成AIが使われていることをわかっていたとしても「うまい文章だな〜」と思えるけど
これもいつか当たり前になって、なんとも思わなくなるんだろうか。

まだまだ疑問だらけです。

それでも、やっぱり好きな文章とか、心に響く文章ってあるんですよね。まあ、好みと言ってしまえばそれまでなんですが。

書いた人の見方とか、体験してきたものとか、なんというか温度みたいなもの。
そこには、やっぱりその人らしさが出ている気がするんですよね。

だから、AIによって「できること」は増えても、最後に残るのは、その人が何を感じる人なのか・・・なのかな〜と。

のの
のの

そう考えるとですよ!

能力って、「新しく手に入れるもの」というより、「すでに持っているもの」なのかもしれないなって・・・。そう思いました。

「すでにあるもの」を、掘り出していく

この思考実験の問いは、私の中でいつのまにか別の問いに変わっていきました。

のの
のの

あなたが、すでに持っている能力は何ですか?

という問いに。

私はずっと「能力は努力して身につけるもの」だと思っていました。(今も、まあまあ思ってる)
だから、 天から与えられる力にも、 AIの力にも、 どこか抵抗があった。(今も、まあまあある)

でも本当は、もっと別のところに、その人の能力ってあるのかもしれない。

私が「この文章いいな」って感じるように、その人が何を体験して、どんな見方をして、何に心が動いてきたのか。そういうものって本人にとっては当たり前すぎて、能力だと思っていないことも多いかもしれない。
むしろ、欠点とかコンプレックスだと思っていたり。でもそこから生まれている視点が、その人らしさとして出るんじゃないかな・・・。

もう私たちは、AIがある時代を知ってしまったし、実際使い始めてもいる。

だからこれからは、「何を作れるか」ということ以上に、「何を感じるか」「どんな視点を持っているか」みたいな「すでに自分の中にあるもの」に気づいていくことのほうが、大事になっていくのかもしれないですよね。

そう考えると、「もっとすごい力を手に入れなきゃ」という方向より、「自分の中にすでにあるものを一緒に掘り出していく」。そんな方向でAIを使っていけたら・・・・。まだよくわからないなりに、今はそんなふうに思っています。

先日NHKで、藤井聡太さんの特集を見たんですが、
彼はかなり早い段階からAIを将棋の研究に取り入れていていたんだそう。で、能力が落ちるどころか、どんどんご自身の能力を開花させてるって。

もちろん、同じようにはなれないけれど(笑)

これから多くの人が「自分とAIとの距離感」みたいなものを、それぞれ探していくんだろうなぁ・・・。

あなたは今、AIとどんな距離感ですか?

私?こんなふうに書きながら、まだ全然、自分とのいい距離感つかめていまへん・・・。(笑)

のの
のの

はぁ〜、AIの力を借りてこのブログ書き上げたけど、時間短縮になるどころか、結局いつも通り、あーでもない、こうでもないと編集しながら時間をたっぷりかけて書き上げました。これも私の能力か〜!?知らんらんけど(笑)

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↓いろんな思考実験を通して、「あ〜、私こんな前提もってたんだ…」って気づかされる本でした。気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね〜。

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