本ページはプロモーションが含まれています

【白内障体験談②】手術してわかった「見える」の意味。右目の度数は、まだ決まらない(笑)

出来事

 白内障の手術を決めて、眼内レンズをどうするか散々悩んで。そして私が左目(非効き目)に選んだのは、単焦点レンズ、−2.0D(手元約50cm)狙い。50センチだけにピントがあうわけではなく、ここを中心に前後ピントがあう範囲(30cm〜1m)は見える予定。乱視は軽かったので、主治医の判断で、乱視用ではなく標準の単焦点レンズを入れることにしました。

悩んだレンズ選びも、これで終了。あとは手術を受けるだけ。

・・・と思っていたんですが・・・・。

実際に手術をしてみたら、今度は「見えるって、どういうこと?」という新しい発見とともに、「じゃあ、右目はどれぐらいの距離にする?」という、またしても新たな問題が(笑)。

のの
のの

これは、何事も納得しないと前へ進めない、超めんどくさい私の左目白内障手術から、その後の「見える」を実際に体験してみた記録です。

※この記事は、私自身が経験したことや、そのとき感じたり考えたりしたことをもとに書いています。見え方や術後の経過には個人差があります。医療的な判断については、主治医の先生にご相談ください。

引き続き、暇つぶしにでも読んでいってください。

いよいよ手術。不安、大。期待、小。

 手術当日。

予定時間の1時間半くらい前に病院へ行き、瞳孔を開くための点眼を何度かしてもらい、眼圧や血圧を測って、あとはひたすら待つ。

この日、白内障の手術を受ける人は、私を含めて20人くらい。
看護師さんに聞くと、初めて手術をする人だけではなく、もう片方の目の手術をする人もかなりいるそう。

どうりで……。

みんな、なんだか落ち着いているようにみえた(笑)。

一方、私はというと、

不安、大。 
期待、小。

ああ、私らしいわ(笑)。

手術する人が次々と呼ばれ、手術を終えた人が大きな眼帯のようなものをつけて戻ってくる。「どんな感じだったんだろう」「痛かったのかな」。そんなことを考えながら待っているうちに、頭痛までしてきました。たぶん、かなり緊張していたんでしょうね。

そして、いよいよ私の番。手術着を羽織り、髪の毛をおおうヘアーキャップをかぶって、麻酔の点眼。
手術室に入り、椅子に座って背もたれを倒し、顔の上には左眼だけが開いた布。

「目を洗いますね」そう言われて、目を上下左右に動かしながら洗ってもらう。

「では、始めますね」
正面からの照明がものすごくまぶしくて、何をされているのかはよくわからない。そして次の瞬間、チクッとしました。でも痛いという感じはない。

「今、私の眼にメスが入って、水晶体を取り出しているんだな」
そう思ったら、なぜか心の中で「今までありがとう」とつぶやいていました。何年も一緒にやってきた自分の水晶体。白内障になってしまったけれど、ここまで私の眼を支えてくれたんだもんね。

そして、おそらく新しい眼内レンズが入るときには、ちょっと目が押される感じにウっとなり・・・。でもまたしても心の中では「これからよろしくね。慣れるまで待つからね」と、ちょっとした引き継ぎが行われていました。(笑)

手術は10〜15分くらいだったでしょうか。
先生から、「はい、大成功でした」と言われて、無事終了。ありがたい言葉なんだけど、私の心の中では、「大成功って……まだ手術した目で何も見てないんですけど(笑)」なんて思っていた私。

のの
のの

いや〜、ほんと私って、めんどくさい患者です(笑)。先生、ごめんなさい!

なんという、コントラスト!

翌日。

眼科へ行く前に点眼しなければならず、ずっと貼り付けていた大きな眼帯を、おそるおそる外しました。
このとき思ったのは、「もし、思うような見え方じゃなかったらどうしよう・・・」でした。

そして、眼帯を外してみると……

「え? なにこれ?」
「明るい。明るすぎる!」
「コントラスト、高っ!!」

見えるようになったことを喜ぶどころか、見えすぎたことが、ちょっと怖い。「ちょっと待って。これ、まだ受け入れられません」みたいな感じ(笑)

のの
のの

診察のときには「先生、こんなにイケメンだったんですね」と、つぶやいてしまいました(笑)。

その後、病院で視力検査をすると、なんと裸眼で1.2見えるじゃないですか。何十年ぶりでしょう。しかも、手元も思った以上に見える。スマホの文字も見える。
先生曰く、術後は見えすぎることがあるらしく、これから狙った度数に近づいていくとのこと。

白内障手術をした人がよく言う、「こんなに世界が明るかったの?」という感覚。私も体験しました。そして、このとき初めて「コントラストが良いって、こういうことか」と実感したんです。

まだ手術していない右目で見ると、今まで自分が「すりガラス越し」のような世界を見ていたことも、よ〜くわかりました。いかに見えていなかったか・・・。↓こんな感じ。

家の中を見れば「え、こんなに汚れてたの?」
鏡を見れば「こんなにシワあったの?」
家族の顔を見れば「毛穴まで見える……」
「ってことは、私もこんなふうに見られてるってこと?」と、別の意味でもショック(笑)。

でも、ここで意外なことが起こりました。あまりに見えすぎて、ちょっと疲れるんです。今まで見えていなかったものが、一気に入ってくる。「見える」って、単純に「視力が良くなる」ということだけじゃない。入ってくる情報量が増えることなんだ。そんなことも初めて実感しました。

手術していない右目で見ると、今までどおりモヤッとしている。なのに、なんだか、そのほうが落ち着く・・・というね(笑)。クリアな世界に感動しながらも、モヤッとした世界にも、まだ妙な安心感がありました。

そして、それが「当たり前」になっていく

 術後1週間くらいになると、あれだけ驚いた「明るい!」「コントラスト高い!」という世界にも、だんだん慣れてきました。

のの
のの

人間って、慣れる動物なんですね。

最初は感動していたのに、それが少しずつ「普通」になっていく。
術後1週間の視力は、1.2から0.5へ。狙っていた−2.0Dに向かって、少しずつ遠方寄りから近く寄りへ変化しているようでした。先生からも、「これから−2.0Dに近づいていくでしょう」と言われています。

ただ、実際の見え方はというと、現時点では−1.5Dくらい。−1.5Dなら、一般的には手元70cm前後がひとつの目安になります。でも、私の場合はそれでもスマホや本もパソコンも普通に見えている。

ある意味、ラッキーでした(笑)。

「見える」って、どういうこと?

ここは、手術してみて初めてわかったことです。
手術前は「見える、見えないって、どういうことなんだろう?」と思っていました。それが少しずつわかってきました。

私の手術した左目は近くにピントを合わせているので、スマホ、本、パソコンなど、だいたい40〜70cmくらいの距離なら、ちゃんと見えます。でも、2mくらい先のテレビを見ると、見えづらい。

ただし「全部がぼやけている」わけではないんです。ここ結構、勘違いしていました。全部ぼやけるのかと思っていたからです。

大きな文字なら見える。画像もわかる。でも、小さな文字は読めない。
外に出ても同じ。遠くにある看板も、大きな文字なら見える。でも、小さな文字になると読めない。
車の運転も、標識は近づいていくと文字は読める。

のの
のの

つまり私にとって、「見える」というのは、文字が読めるかどうかなんだ。

と、わかったんです。

「遠くが見えない」と言っても、遠くにあるものが全部ぼやけているわけじゃない。見えている。でも、細かいところまでは見えない。これが、手術して初めてわかった「見える」でした。

そして、もうひとつ気づいたことがあります。

白内障のころは、明るい場所がまぶしくてサングラスをかければ、若干見やすくなりました。でも術後は逆に、サングラスをかけたり暗い場所にいると、明るい場所より見えにくく感じることがあります。

そして近視の人って、遠くを見るときに目を細めると少し見えやすくなりますよね。
術後も、目を細めるともう少し遠くまで見えます。(術前は、こんなことさえもわからなかった)
そして、遠くを見るときにメガネをかけると、テレビも遠くの看板も運転中の標識も「ラクに見える」。目を細めなくても、「見よう」と力まなくても見える。
「見える」と「ラクに見える」は、ちょっと違うんだな、と思いました。

白内障手術前は、近くも遠くも見えづらかった。でも手術をして視界がクリアになったことで、「見える」ということが、単純に視力の数字だけではない、体感的なことが少しずつわかってきたんです。

光の入り方。コントラスト。入ってくる情報量。いろんなものが変わって「見えないけど、見える」。そんな感じです。

なんだかどれもこれも当たり前のことのようだけど、これは実際に手術してみなければ、わからなかったことでした。

 あれ?メガネ問題、解決してないやん(笑)

そして、ここでまたひとつ気づいたことが。

そもそも私は、手術前、「メガネをかけたり外したりするのが、すごくストレス」だと思っていました。だから、白内障手術をして、そのストレスから解放されたいと思ってました。

ところがです。術後の今。

運転するときはメガネをかける。でも、カーナビを見るときはメガネをかけたままだと見えづらい。だからメガネ外して見る。
テレビを見るときはメガネ。でも、ちょっとスマホを見ようとすると見えづらいので、メガネ外す。

・・・え?

のの
のの

これ、手術前と一緒やーん(笑)

もちろん、見え方そのものは、手術前よりずっとクリアに見えます。でも、「メガネをかけたり外したりする」という行動は、思ったほどなくならなかった。

単焦点レンズは、基本的にピントを自在に変える調節力がありません。だから近くにピントを合わせれば、遠くを見るときにメガネが必要になる。遠くにピントを合わせれば、近くを見るときにメガネが必要になる。遠近両用などのメガネを使う方法もありますが、私は身の回りのことは、なるべく裸眼で生活したい。

 じゃあ、私はどこを裸眼で見たいんだっけ?

 ここで、また振り出しに戻ります(笑)。ああ、私らしい・・・。

私は、どこを裸眼で見たいんだっけ?

左目の手術後、しばらくは目を触らないように、寝るときも近視用のメガネをかけていたんですね。そして朝起きてスマホを見る。メガネかけたままだから、文字が読めない。運転中にカーナビを見るときと同じです。

このとき「朝起きたときに、メガネをかけずにスマホを見たい」と思いました。寝る前に本を読む。スマホを見る。ちょっとした手元のものを見る。こういう、ものすごく日常的な近くのことを、メガネなしでいきたい。

のの
のの

って、これ、左目手術前にさんざん悩んで考えて気づいたことだったやん!

マジ、いやになります(笑)。でもここはあらためて、もういっかい考えてみました。
「遠くにピントを合わせて、必要なときだけ老眼鏡」という選択も、もちろん理屈としてはあります。でも、寝起きのスマホや、寝る前の読書を老眼鏡で見る・・・・。

やだやだ。やっぱりいやだ。近くはメガネなしで見たい。だから、「左目を近くに合わせてよかったんじゃない?」と思いなおしました。

ただし・・・。「もうちょっと遠くも裸眼で見えたらいいな」という欲は、ちゃっかり残っていますけどね(笑)。

ああ、しつこいっ!

そして、右眼の度数問題が始まった

左目の手術後の見え方を体験し、「この手元の見え方なら、もう少し遠くまで裸眼で見えたらいいな」と思い始めてしまったんですよ〜。

出た。また欲が(笑)。

そこで知ったのが、「マイクロモノビジョン」という考え方。左右の眼に少し度数差をつけることで、裸眼で見える範囲を広げる方法です。

「なるほど。これなら、左眼は近く、右眼は少し遠く寄りにすることで、両方合わせたときに見える範囲を広げられるかもしれない」となったわけです。

FEST法で実際に試してみた

左目の手術から2週間後、FEST法という検査を受けました。
これは、手術した左目に、−0.25D、−0.5D、−0.75Dと少しずつ度数を変えたレンズを入れて、見え方を確認します。これで、右眼の度数を決めるときの参考にするわけです。

実際に試してみると、−0.25D、−0.5Dでは、遠くも近くも視力検査ではそれほど変わらない。ところが−0.75Dになると、遠くが少し見えやすくなった。しかも近くも、思ったほど違和感がない。

「じゃあ、0.75D差でもいいんじゃない?」と思いたくなりますよね。でも、ここにはひとつ問題があります。

これは、あくまで手術した左目だけで試した結果。実際に両目で見たときに、同じように感じるとは限りません。先生からも、FEST法である程度の見え方はわかるけれど、両目での見え方をそのまま再現できるわけではないと説明されました。

つまり最後は、自分の両目で暮らしてみないとわからない、ということです。

・・・ですよねぇ(笑)。

0.5D差?0.75D差?それとも同じ度数?

先生の話では、0.5Dくらいの差なら、ほとんど違和感を感じない人が多い。0.75Dになると、若干違和感を感じる人もいる。もちろん個人差があります。それに度数ズレという狙ったどおりの度数にならないこともあります。

私の場合、もともと左右の目に大きな度数差がありません。だから、意図的に差をつけることで、脳が疲れる可能性もある。

実は今も、左目はクリア。右目は白内障ですりガラス越しのような見え方。これってかなり左右差がある状態で、両目で見ていると「なんか脳が疲れるな」と感じることがあります。
もし、この「疲れる感じ」が、度数差をつけたときにも起こるのなら・・・。

それは、ちょっと嫌だな。

だから「0.75D差なら遠くが見えやすくなる」というだけでは、決められないんですよね。
0.5D差なら違和感が少ないかもしれない。でも、FEST法では視力検査に大きな変化はなかった。それなら、左右を同じ度数にしたほうが、両眼でくっきり見えるのかもしれない。

うーん。

のの
のの

また悩むじゃないか〜(笑)。

左眼が、最終的にどこに落ち着くのか

そして、もうひとつ気になっていること。

左目は−2.0D(手元約50センチ)をねらって手術しました。でも、術後しばらく経った現在は、−1.5D(手元約70センチ)くらい。

先生からは、「これから−2.0Dに近づいていくでしょう」と言われています。先生の見立てどおり、たぶん、そんなに大きくは変わらないのかもしれない。

のの
のの

でも私は、その「たぶんそうでしょう」だけでは、なかなか決められないんです〜(笑)。

−1.5Dくらいで落ち着くのか。それとも、もう少し−2.0Dに近づくのか。そこをちゃんと確認してから、右目の度数を決めたい。そう思いました。

本当は、左目の手術から約1ヶ月後に右目の手術をする予定でした。でも、仕事の都合や手術日の空き状況もあり、右目の手術は延期。左目の手術から約5ヶ月後にすることにしました。

先生の言うとおり、左目の度数が今後そんなに変わらないとしても、「私が納得するために、5ヶ月必要だった」ということです。

ああ、ほんと私らしい、めんどくさい選択です(笑)。

この5ヶ月を使って、もう少し暮らしてみる

右目の手術まで、約5ヶ月。最初は「ちょっと先すぎたかな」とも思いました。

頭の中だけで考えていても、わからないことがある。だから、この5ヶ月を使って、実際に左目と一緒に暮らしながら「ここは裸眼で見えたら嬉しい」「ここはメガネでいい」「このくらいなら気にならない」「これは、やっぱり見えたほうがいい」そんなことを、生活の中で少しずつ感じてみる5ヶ月にしようと思います。

そして、そのうえで、「私は、これくらい見えたら心地いいな」と思える度数を決めたいと思っています。

白内障手術をする前は「近くが裸眼見えればいい。遠くはメガネでいい」と思っていた私。実際に左目を手術してみたら「近くはやっぱり大事。でも、もうちょっと遠くも見えたらいいな」になりました(笑)。

のの
のの

なんと欲深い私!

でも、手術をしてみたからこそ、自分にとっての「見える」が、少しずつ具体的になってきた。そんな気がしています。

さて・・・。右眼は、何Dになるんでしょうかね〜(笑)。もう少しクリアな左目と、モヤっとした右目で暮らしながら、考えてみようと思います。

感想を送る

タイトルとURLをコピーしました