読書がスキな私。とはいえ、小さい頃は、あまり読書をしていなかったんです。ところが、年齢を重ねるごとに本を読むようになったんですよね。
なぜか。
たぶん、生きづらさを感じていたから。
ってことがわかったのも、こんな本を読んだから。この本のタイトルを見て思わずドキッ。
『ずっと幸せなら本なんて読まなかった』 三宅香帆著
ほんとにそうだなって。

生きづらさがあったから、私は本を読んできたんだなって。
読む読書から、体験する読書へ
私が読む本は、自己啓発本やビジネス本、How to本が多いんです。
本を読めば、今の自分へのヒントが見つかるかもしれない。何か答えが見つかるかもしれない。そんなふうに、本に正解を求めていたところがあったんですよね。
そして、そんな自分さえも「隠したい」と思っていました。
だから「読書が好きです」なんて、胸を張って言えなかったんです。知識ばかりの頭でっかちな弱い人間みたいに思われるような気がしてね。
でも、今思うと、それは読書の世界に入るきっかけにすぎなかったっていうか。
本を読んでいると、自分が生きている間には出会えないような人の経験や考えを知ることができる。自分とは違う考え方に出会ったり、「そうそう、そう思う!」「いや、私はちょっと違うかな」なんて、著者と対話するように読んだり。自分の頭の中だけでは、出てこなかった考えに触れられる。
茂木健一郎さんもこう言っています。
『頭は「本の読み方」で磨かれる』 茂木健一郎 著
本を書いた人の経験を、「読む」ことを通して自分のものにする。
「ああ、それって、こういうことだったのか!」って、本や自分の実体験とつながって腑に落ちる瞬間があるんですよね。それが著者の体験を読むことを通して自分のものにできた瞬間でしょうか。そんな体験ができる読書へと変化してきたとき 「読書が好き」って言えるようになったんです。
まあ、弱い人間のままは、変わりませんがね(笑)
思考力や文章力だけじゃない。読書で得られるもの
読書ってきくと、知的好奇心を満たすだけじゃなく、思考力や文章力、読解力が磨かれる〜なんて言われるでしょ。まあ、それもあるかもしれませんが、私にとっては、それ以上の能力を得られることを、以下の本で実感しました。
『一生忘れない読書』 ジョン・キム著
この本には、読書方法だけでなく、読書の魅力についても書かれていて、その中で私の心にググッと響いた言葉があったんですよね。
著者は言います。
答えがない世界で答えを創り上げていく。
自分が選択したものを答えにしていく能力。
この世に絶対的な正解なんてなくて、あなたが何を正解とするのか。 あなたが選択したものを正解としていくこと、それが生きることだと。 その選択肢やどう正解にしていくかの自分の視点も、読書を通じて得ることができる。
私はそう解釈しました。
生きづらさから読書するようになった私にとってこの能力は、思考力や文章力以上に大きなものだと思うんですよね。
どこかに「正解」があるにちがいないとたくさんの本を読んできました。でも、著者によって正解は違う。そんなの考えてみれば当たり前なんですが、正解探しの渦中にいると、それがわからず翻弄される。
でも、うっすらと、 答えは探すんじゃなくて創るんじゃないかって。そんなふうに思っていた矢先に、この本に出会ったんですよね。で、自分が思っていたことがズバッと書かれてたのでシンクロだ~と思いながら嬉しくなったんですよね。

そう、これもつながった読書体験なんですよ。
いや、別にね、本じゃなくてドラマや映画、SNSなどでの誰かの言葉なんかでもググっと響く言葉だってたくさんありますよ。なので読書もそのひとつにすぎないです。
そのひとつにすぎない読書から、私はたくさんのエネルギーと、自分が選択したものを答えにしていく能力を身につけているのかもしれない。そう思えて嬉しくなったんですよね。
読書法をいろいろ試した結果
読書というと、いろんな読書法についての本もありますよね。私もそれ系の本もよく読み、いろいろ試してきました。
より多くの本を読みたい多読術や、早く読みたいから速読術。身になる読書法や忘れない読書法、レゾナントリーディング、マインドマップ読書法。で、読書ノートつくったり、今ならこうしてブログにアウトプットしたり。あれこれ試してきたんですよね。
でもね、まあまあ色々試してきた結果、思うのは・・・。

どんなに読書ノートを書いても、ブログにアウトプットしても、いろいろやっても、忘れるものは忘れるんです(笑)。
でね、あるとき思ったんですよ。
もう、忘れてもいいやって。
忘れたら、また読めばいいだけの話です。
先に触れた茂木さんの本に、こんな続きが書かれていました。
『頭は「本の読み方」で磨かれる』 茂木健一郎 著
「読む」ことを通して自分のものにする。
そして自分の中で育てていけば、いつか必要なときに驚くべきかたちとなって表れてくる。
別に育てようなんて思わなくてもいいんです。
忘れていても、以前読んだ本の内容のことがふと思い出され、つながっていく瞬間がある。それが茂木さんのいう必要なときに驚くべきかたちとなって表れてくるっていう体験なんだろうなって、私は思っています。
だからね。
覚えようとしなくてもいい。忘れてもいい。
何度も読めばいいし、読みたいところだけ読んだっていい。
読書ノートを書いてもいいし、ブログに書いてもいいし。何も書かずに、ただ読むだけでもいい。
読み方に「こうでなきゃ」があると、本を読むこと自体が楽しくなくなってしまう。好きなように読みたいように読めばいいんです。
とはいえね、読書がすごいとか、読書すべきとか、そんなこと言いたいわけじゃなくてね。
ちょっとだけね・・・。

読書ってこんな魅力があるのよ〜!
読まないなんてもったいな〜い!ぐらいは、言いたいんですよ〜(笑)

