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中年の危機?それとも転機?50代からの人生が少しラクになる4冊の本

BOOK

気がつけば50代。
子育ても落ち着き、いつの間にか「守る側」から「助けられる側」へ。
テレビやネットで目にするのは30~40代が中心の社会。「あぁ、世代交代か」と思わずつぶやいてしまう。

でも、そんな中年時代にこそ知ってほしい本があるんです。
今回は、私自身が心動かされた4冊の本を通じて

のの
のの

「揺れる中年時代も案外悪くないかも・・・」と思える瞬間を、あなたと分かち合いたいと思います。

【中年の本棚】誰もが初めて中年になる

40代後半から少しずつ、体に様々な変化が現れ始めました。

「老眼」に始まり、白髪、疲れがとれにくい、代謝の低下、身体の変化・・・。これがいわゆる更年期の始まりなのかな、と思いました。

のの
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以前なら難なくできたことにもたつくようになり、「この私に限って!」と密かに抵抗していたんです(笑)。

そう、変化を受け入れられなかったんですよね~。
そんなときに、出会ったのが、この『中年の本棚』。

本の帯には、こう書かれていました。

気力、体力、好奇心の衰え、老いの徴候、板挟みの人間関係・・・
人は誰でも初めて中年になる

引用:中年の本棚
のの
のの

そうか、初めて中年になるんだ・・・

この本は、中年である著者が「中年に関する本」を集めて読み、その書評を綴ったものでした。
そもそもこの「中年」って言葉、「人生の下り坂」っていうイメージに、なんか好きじゃなかったんですよね。

多くの「中年に関する本」を読んだ著者は、こう語ります。

中年にさしかかると、誰しも未来は「下り坂」と感じる人が増える。

引用:中年の本棚
のの
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私だけじゃなかったんだ・・・。

と、ちょっと気がラクにもなりました。そう、心も体も環境も、否応なく変化していく中年時代に、誰しも不安になるものだということなんですよね。

のの
のの

初めて中年になるんだもんね。

著者は言います。

しだいに無理がきかなくなる。いや、無理をしたくなくなるといった方が正確かもしれない。

引用:中年の本棚

遊ぶことすら面倒くさく思えることが増えた。お金にも時間にも体力にも限りがある。
だから何か新しいことを始めようと思ったら、ほかの何かを辞めなくてはならない。

引用:中年の本棚

「まだまだ若いもんには負けまい」と意地を張ったり、「最近の若いもんは」と不満を抱いたりしても、それはただの「ウザイ中年」への入り口。

だから著者は言うんです。一見下り坂に思えるような中年時代でも

未来の可能性が絞られることで、ひとつのことに集中しやすくなるという利点もある。

引用:中年の本棚

つまり、「できないことが増えた」と落ち込むのではなく、

のの
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「できること」「やりたいこと」「本当に大切なこと」に焦点を当てやすくなる。

50代前後になると、以前とは興味や関心が変化してきたと感じることはありませんか?

私は、今まで全く興味のなかった自然散策やヨガが好きになりました。嗜好や五感も変化し、以前は不快だったものが心地よく感じたり、その逆も然り。

そうした変化を丁寧に見ていくことで、今の自分に必要なもの、大切にしたいものが見えてくるかもしれません。何を手放し、何に集中していくのか。中年時代は、そんな問いに向き合う大切な時期なのかもしれないと、あらためて思いました。

【50歳の衝撃】意識するのは「すごい!」と言われることじゃない

 続いて紹介するのは、『50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき』

ビジネスシーンで見聞きした事実を基に描かれた25の物語の中に、ある中年男性の言葉が深く心に響きました。

若い時はね、人からすごいって言われるのがうれしかったけど、そういう機会はどんどん減ってくる。でも、ありがとう、と言われる機会は、意外とある。
すごいと言われるためには、卓越した能力が必要。多くの場合、そう言われるのは脂ののった若い時。歳をとればとるほど、その機会は減っていく。
すごいと言われなくてもいい。小さなことでありがとうと言われることをしよう。

のの
のの

こんな視点、私にはなかった~。

誰しも評価されることがモチベーションになることってありますよね。でも、それに固執しすぎると「若い奴らには負けん!」といった無用な対抗意識が生まれてしまうことも(笑)。

「すごい」と言われることよりも、ささやかな「ありがとう」や、自分が本当に楽しめることに重きを置いて生きていく。それが「ウザイ中年」と「素敵な中年」の違いなのかもしれないと、思いました。

【貴様いつまで女子でいるつもりだ問題】中年こそ「任すべし、マジで」

 そして、思わずクスッとなるタイトルが印象的な『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』。

この本は、30代女性向けの内容なんですが、その中の「三十路の心得10箇条」のある一説にハッとしました。

「愛されるべしより 愛すべしマジで」

引用:貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

この意味するところは、30代になると、恋愛でも仕事でも、相手から先に心を開いてもらうことが減ってくるという意味。

なぜなら、もう「何かをしてもらう年代」ではなく、「誰かに何かをしてあげる年代」に役割が変わったからだと。

のの
のの

うわっ!的を得てる・・・

この言葉を読んだ時、30代をとうに過ぎ、中年世代となった私は、こう思ったんです。
「誰かに何かをしてあげる年代」も過ぎ(それをするとウザがられる)、今はまた「してもらう、助けられる年代」なった。

だから、中年世代に必要なのは「愛されるべしよりも 愛すべしマジで」ではなく、

のの
のの

「頼られるべし」より「任すべし、マジで」

任せるのが苦手な私にとっては難しいことなんですが、それでも、やっぱり大切なんだろうなって。

あーだこーだ言いたいけど、時々は言ってもいいけど、言ってしまうけど・・・(笑)基本任す姿勢!それが、スマートな中年世代の生き方なのかもと思いました。

【わたしの日々】「屁のような幸せ」に気づく力

 最後に紹介するのは、水木しげるさんの『わたしの日々』。

任せたあとの中年時代は、こうありたいなって思わせてくれた水木しげるさんの言葉。

中年を過ぎたら愉快になまけるクセをつけるべきです。

引用:わたしの日々

そして

人生になんらかの絶対的な価値を求めるのは、心が弱いからです。瞬時に消えていく屁のようなものに価値を見いだし、満足するべきなんです。

引用:わたしの日々

水木しげるさんらしきお言葉ですよね。

若い時、想像していた大人たち(中年たち)は、それこそ、人生に絶対的な価値を見いだした人たちだと思っていました。

でも、いざ自分がその歳になると・・・まったく・・・・です(笑)

この歳になってようやく理解したのは、そんな立派な大人(中年)像は、ただの幻想だったということ。

のの
のの

ってゆーか、それがわかったことこそが、大人になった証なのかもしれませんね。

脚本家の山田太一氏が言っていた、忘れられない言葉があるんです。(ちょっとウル覚えですが)

「40代なら40代なりに、50代なら50代なりに、それぞれの年代は、それぞれの年代にしかわからないことがある」今にしかわからないこと、今でしか気づけないこと、があると。

立派じゃなくても、心が弱くても、「屁みたいな中年時代」に価値を見いだす。

のの
のの

たかがこんな自分の人生。屁みたいなもんだけど、愛おしいんだよね~

そんな風に思える境地こそ、私たちが目指すべき場所なのかもしれないと、この本を読みながら思いました。

まとめ

  • やるべきことを選び、できることに集中する。
  • 「ありがとう」と言われることを大切にする。
  • 中年時代は「頼られるべしよりも 任すべしマジで」
  • 立派な大人(中年)像は幻想。「屁みたいなもの」の中に価値を見出し、もっと愉快に、そして気ままに楽しむ。
のの
のの

あなたは、どんな中年時代を過ごしていますか?過ごしたいですか?

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