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【好きなことだけして生きる】を深ぼりしてみた

ドキュメンタリー

「好きなことだけして生きたいなぁ」そう思ったこと、あなたにもきっとありますよね。

「でも現実はそんなに甘くない」「一部の成功者だけができることでしょ?」そんなふうに、心のどこかで諦めてしまう自分がいる。

それに「本当に好きなことだけして生きていけるの~?」「好きなことばかりしていたら、人に迷惑かけて嫌われるんじゃない?」「ダメ人間になるんじゃない?」なんてことも思ったり。

この「好きなことして生きていく」って簡単なようでヒジョーに難しいと思うのは私だけでしょうか?

今日はこのことについて、ある番組をもとにちょっと考えてみました。好きなことにして生きてみたい、そう思ったことのある方、よかったら読んでいってくださいね。よろしくっ!

「好き」に生きるには【許可】が必要? ザ・ノンフィクションから学んだ衝撃

私の大好きなドキュメンタリー番組に「ザ・ノンフィクション」という番組があるんですね。

その中でも印象的だったのが、2019年放送の「好きなことだけして生きていく~元ニートの再々再々出発」という回でした。

主人公は、著書『ニートの歩き方』で知られるpha(ファ)さん。
京都大学卒業後、一般企業に勤めるも3年で退職。その後、シェアハウスを立ち上げ、自由に生きています。

phaさんの生き方は、とにかく「あくせく働きたくない」「最低限の収入で、自分の好きなように生きていきたい」という思いを大切に生きておられる方です。

その思いに共感した人々や、パソコンやプログラミングに情熱を持つ仲間たちが、自然とこのシェアハウスに集まってきてるんですね。

シェアハウスの日常は本当に自由そのもので、ゲームに没頭する人、パソコンに向かう人、眠っている人、食事を楽しむ人…それぞれが自由気ままに、好きなように生きているように見えました。

うらやましい・・・・

そんな自由な暮らしぶりに「いいな~」と憧れる気持ちと同時に、「大丈夫なん?」って感じる人もいるかもしれないな~って見ながら思っていました。

例えば、私の子どもが毎日勉強もせずにゲームばかりしている姿を見ると、「好きなことをして生きる」ことの素晴らしさをどんなに理解していても、やはり心配になるんですよね。で、つい口出ししてしまうんです。

のの
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やることやってから、好きなことしなさいよっ!!

つまり、「やるべきことをやってからじゃないと、好きなことするのは許さんぞ」ってことなんですよね(笑)。人に思うくらいですから、自分に対してもそう思っているに違いない。

ということは
「好きなことだけして生きる」ためには、まず【許可】が必要なんだなってことに気づかされました。

義務感は不幸の始まり?

番組の中で、印象的なこんなシーンがありました。

シェアハウスの住人の一人に、オリジナルのカードゲーム制作に情熱を燃やすAさんという方がいました。ある会社がそのカードゲームの販売に乗り出す計画が持ち上がったんですが、Aさんの思いと協力者たちの間で意見の食い違いが生じ、思うように前に進まなくなってしまったんですね。

そしてAさんは、そのカードゲーム作りから離れ、また別の興味のあることに取り組み始めました。結果として、販売計画は自然消滅してしまったんです。

でも、シェアハウスの仲間たちは、誰もAさんを責めることも、励ますこともしませんでした。

のの
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「彼にはそういうところがある」「仕方ないね」で、終わり。ただ、それだけだったんです(笑)

また、こんなシーンもありました。

シェアハウスの拡大に向けて、9階建てのビルを建設するという壮大な計画が持ち上がったんです。住人たちは、どんな面白いことができるか、夢を膨らませてアイデアを出し合っていたのですが、この計画もいつの間にか立ち消えになってしまいました。

Aさんのカードゲームにしろ、そしてビルの建設計画にしろ、取材していた番組スタッフがphaさんに、こんなふうに問いかけます。

「やろうと決めたからには、石にかじりついてでも最後までやり抜く、という考えはないんですか?」みたいな。

それに対し、phaさんはきっぱりとこう答えたんです。

ないですね。そういうのをやったら不幸になりますからね。
やる気がなくなっているのに、やんなきゃいけないとか、そういう義務感でやると不幸になるので。いやになったらすぐやめるのがいいと思いますね。

かっけ~!そんなふうに言えるなんてすごい~!

私もなかなかphaさんのようには割り切れません。特にAさんのように、自分だけでなく他者も関わっている場合は、なおさらそう思います。

こんな状況になれば、私ならこう思ってしまいます

  • やると決めたからには最後までやらないと。口だけの人間、中途半端な人間だと思われる。
  • イヤだからといって、すぐに「やーめた」なんて無責任だし、大人のすることじゃない。
  • やるべきことをやらないと、誰からも信頼されない、認められない。

などなど、でしょうか。

のの
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どれもこれも、他人からどう思われるか・・・ですよね。

phaさんをはじめ、このシェアハウスの中では、「〇〇すべき」がないんです。
「迷惑かかるから」とか、「始めたことは最後までやりきる」とか、そんなものはない。
いや、仮にあったとしても、それ以上に「やりたくなくなったら辞める」という思いの方を大事にしている、というのが、phaさんの「義務感でやると不幸になる」という、その言葉から伝わってきました。

他人にどう思われるかではなく、自分の心の声に素直に生きる。それが本当の「好きなことだけして生きる」姿勢だと感じました。

好きなことだけして生きていくには、覚悟がいるんだね。

周りの声に惑わされない。[心のフィルター]の仕組みと自分を縛る思い込み

 先に書いた「やるべきことをやってから好きなことをする」という私の思い。それは、「好きなことをするには許可がいる」とお伝えしました。

そんなことないよ~。私の周りにはちゃんとやれって、許可してくれない人たちがいっぱいいるよ~

【科学的「お金」と「幸運」の引き寄せ方】小森圭太 著

この本の中に、脳の機能と仕組みについて書かれていました。

私たちの脳は、意識したことだけを認識する「RAS(脳幹網様体賦活系)」と呼ばれる脳のフィルター機能があります。簡単に言えば、自分が意識しているものしか見えなくなるという仕組みです。

もしあなたが「周りが許可してくれない」と思っていると、無意識に許可されていない情報ばかりを集めてしまうということです。

私が「やるべきことをやらないと、好きなことをしてはいけない」と強く思っているからこそ、目の前で宿題もせずにゲームばかりしている子どもの姿が、どうしても目に付き、気になってしまうんです。

無意識の思い込みが、私たちの現実を作り出していると言っても過言ではありません。

phaさんが「いやになったらすぐやめる。中途半端で非難される自分でもいい」と自分に許可を与えているからこそ、周りの意見に左右されず、自分の心の声に従って生きられるんです。

つまり、自分に「好きに生きていい」と許可が出せれば、周りの声は気にならなくなるということですね。

「好き」に生きるとは[心の自由度]を高めること

結局、「好きなことだけして生きていく」というのは、自分への許可次第、と言えるかもしれませんね。

いや~、それはハードルが高いな・・・・

「好きなことだけして生きる」には、心の自由度が欠かせません。
だから、「許可しなければならない」と考えると、逆に心の自由度は狭まってしまいますよね。

目に見える「好きなこと」をしているかどうかよりも

のの
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目には見えない「心の自由度」が高い状態の方が、本当の意味で「好きなことをしている」状態なんじゃないかなって思うんです

理解できない他人の生き方に対しても「それも一つのあり方か、ま、いっか」と思えたら素敵ですよね。

目の前の人や出来事に心がざわついたら、それは自分自身が何かに許可を出せていないサインかもしれません。そのサインに気づいたら、あとは「ま、いっか」と軽く受け流す。
もしそう思えなくても、「今は思えないんだな、ま、いっか」と受け入れることから始める。

心が自由になったとき、好きなことをしている自分も自然に受け入れられるようになるんじゃないかなって思います。

まとめ

  • 好きなことだけして生きていくには、許可がいる。
  • それは誰かから与えられる許可ではなく、自分が自分に与える許可。。
  • 「好きなことだけして生きていく」ことに心の自由度は欠かせない
  • 許可できることも、できないことも、「ま、いっか」で。
  • 心の自由度をあげていくことが、本当の意味で「好きなことだけして生きていく」状態へとつながっていく。

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